2017年6月アーカイブ

金銀パラジウム合金

 皆さんは保険で詰めたり、被せたりする、いわゆる銀歯はどういうものかご存知でしょうか?歯科の世界では金パラと言いますが、正確には金銀パラジウム合金という合金です。組成としては金12パーセント、パラジウムが20パーセント含まれていることが規格になっており、それ以外に40~50パーセントの銀とわずかな添加元素として銅や亜鉛などが含まれています。ですので化学的な正式合金名としては銀パラジウム金合金になるわけです(組成の多い順にいうのが一般的)。
 ちょっとややこしくなってきましたが、次の写真の金属を混ぜ合わせて合金化する(量も種類もそのまま)と歯科の保険で用いられている金属が出来上がります。
IMG_1854.jpg

 このサンプルは毎年恒例、石福金属興業さんの工場見学の際に見せていただいたものです。毎日何気なく扱っている金パラを、基の素の元素で見る機会はなかなかないので、一緒に見学した学生にとっても興味深いものでした。
  工場見学のあとは、石福の社長さんをはじめ社員の皆さんとの意見交換会(もちろん学生は抜きで教員のみです)。たいへん有意義な1日となりました。

歯科理工学会 学会功労賞

 先日、土曜日の一般歯科の診療を休診にさせていただいて、歯科理工学会学術講演会に参加してきました。この学会には大学院生時代から所属しているので初めて参加してから早20数年がたちます。20数年前には金属材料や鋳造技術などの発表もたくさんありましたが、今はいわゆる生もの、つまり、細胞の研究や再生医療の発表がとても多くなりました。こうしたところにも時代の流れ、歯科技術、材料の進化を感じます。
 そんな学会でしたが、サプライズが一つありました。大学の大先輩で歯科医師会でもお世話になっているN先生が学会功労賞を受賞されました。長年にわたる学会への貢献が評価されたわけで、僕などまだまだなわけです。
IMG_1704.jpg

先生、おめでとうございます! 僕もあと○○年したら表彰されるように研鑽を重ねていきたいと思います。

新着写真

  • IMG_1854.jpg
  • IMG_1704.jpg

最近のコメント